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モノノフからDDへ

ももクロ一筋だったモノノフがDD化していく軌跡を綴ったブログ

アイドルネッサンスのファーストツアー「君の街まで訪ねるネッサンス」について振り返ってみるネッサンス Part.1

4ヶ所(5公演)とはいえ、アイドルネッサンスにとっての初めてのツアー、私にとってもアイドルのライブツアーで初めての全通。そしてあまりにもこのツアーで得たものが大きかったような気がするので、覚書として書き記しておこうと思う。

ツアーの船出はある意味、不安が大きかった。
前日まで続いた『君の知らない物語』のリリースイベントを含む、彼女たちの連日のライブ・イベントのため、グループの歌姫であり、メインボーカルである石野理子が三日間の間、歌えないという状態が続いていたのだ。喉以外は元気そうだったのは救いではあったが、彼女にとって三日間歌わない、という状態だけでもかなりイレギュラーなことのはずで、果たしてツアー初日、本格的なライブでいきなり万全の状態で歌えるのか、という不安はあったに違いない。
理子ちゃん以外のメンバーについても、三日前に古宵ちゃんがダウンするなど、疲労の色は隠せず、最後までやり切れるのかどうか、という心配はあった。
さすがに、ファーストワンマンの時のように19曲連続、とかそういう無茶はないだろうとは思っていたが、あのライブの直後のメンバーの疲弊具合を想像してしまった人もいたには違いない。

もうひとつの不安は、楽曲の数。
ツアー初日以前までに新しい8人体制になってから披露されていた曲の数は以下の19曲。

  1. ミラクルをキミとおこしたいんです
  2. 初恋
  3. 恋する感覚
  4. 17才
  5. 夏の決心
  6. 太陽と心臓
  7. Good day Sunshine
  8. ガリレオのショーケース
  9. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
  10. YOU
  11. 夜明けのBEAT
  12. お祭りマンボ
  13. Dear, Summer Friend
  14. 金曜日のおはよう
  15. シルエット
  16. Yeah! Yeah! Yeah!
  17. 君の知らない物語
  18. トラベラーズ・ハイ
  19. 夏が来た!

ツアーの会場ごとに新曲を1曲披露する、と宣言されていたこともあり、全てを披露すれば楽曲数的には足りないわけではないが、そもそもこの時点でアイドルネッサンスの持ち歌の数は50曲を超えていたわけで、そのうちの半分にも満たない数しかツアーで聴けない、というのはファンにとって物足りない、というのが正直な気持ちでもあった。
なので、果たしてツアーでは既存曲のうち、8人体制での未披露曲がどれだけ見られるのか、ということにも注目は集まっていた。

そして迎えたツアー初日、会場は新宿BLAZE。
直前のリリースイベントなどで新規の人が増えていた印象もあり、この勢いで完売の期待もかかったが、残念ながら完売とはいかなかった。それでも十分大入り。自分の友人も含め、当日券で駆けつけた客も結構いた感じ。少なくとも自分がここ最近見たBLAZEでのライブでは最も人が入ってました。

自分は段差の最前、やや下手側バミリ1.5番くらいの位置から見ました。フロアは後ろまで人がいっぱいだったし、段差も人は埋まっていた。
客入れBGMについては記憶が定かではないものの、各会場ごとに変わっていたと思う。基本的には洋楽がかかっていて、このあたりのBGMに意味があったのかどうかは気になるところ。
メンバーによる影ナレはなし(なぜか名古屋だけはあった)。ライブに集中させる、という意味ではそれでよかったと思うが、注意事項についてなど、ちゃんと伝えるのであれば、影ナレ以外の形は整備しておく必要が今後はあるのかな、と思いました。こういう細かい部分から雰囲気作っていくことも結構大事な気がする。

今回のツアーではThe Chemical Brothersの『Star Guitar』がovertureとして採用されていた。恵比寿ガーデンルーム時代にも使われたことがあるので、ファンからするとわかりやすかった。
ただ、overtureとしては長い。流れてから、最後までそのテンションが持続できない、という意味ではovertureというよりも、あくまでも客入れBGMの最後の曲、という扱いだったのかな、と。約5分なので、メンバー的にも、この曲が始まったらあと5分でステージが始まる、という合図として使われていた気がします。
今後も『Star Guitar』がそういう曲になるのかどうかは不明。

スモークが焚かれ、完全暗転はせず、薄明かりの中メンバーが登場して、ゆるやかな円を作る。
この時点で『トラベラーズ・ハイ』(スキマスイッチ)が最初の一曲であることはわかる。そして、イントロでの理子ちゃんのファルセット。耳を凝らして聴いていましたが、このときの素直な気持ちは「理子ちゃんの声が復活した!」という喜びでいっぱいでしたね。4日ぶりに聴く石野理子の歌声はやはり震えるものがあったなあ。

『トラベラーズ・ハイ』から『君の街まで』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)と続いたところで、今回のツアー名称「君の街まで訪ねるネッサンス」を色濃く出した入り方になっていた。
結果として、この2曲で入る、という形はツアーの最後まで踏襲されましたし、会場ごとの新曲も「旅」をテーマにした曲、ということでツアーのテーマ性が確立されていたのはとてもよかったと思います。『トラベラーズ・ハイ』での入りはテンションの上がり方も上々で、『君の街まで』は、カットアウトで終わる曲なので、そこから最初のMC、という流れもとてもスッキリしていた。

自己紹介では東京以外ではご当地ネタにかけて、というものになっていましたが、東京ではツアーにかける意気込みと共に自己紹介。
相変わらずなっこは自分の年齢と学年が頭に入ってなさすぎるw
あと、名古屋大阪ではメンバーが興奮しすぎてて年齢学年名前を言い忘れる、ということも多かったですねw

続いてのパートは、基本的に以下のような構成になっていました。

  • Music Lovers
  • タイム・トラベル(東京・仙台) or YOU(名古屋・大阪)
  • PTA ~光のネットワーク~

『Music Lovers』(JERRY LEE PHANTOM)、『タイム・トラベル』(原田真二)、『PTA ~光のネットワーク~』(UNICORN)についてはいずれも8人体制では初の披露。名古屋・大阪では『YOU』(大江千里)が入りましたが、東京・仙台ではこのパートで8人体制での初披露曲を集めたパートになっており、それも3曲まとめて持ってくることで観客のテンションを高める役目を果たしていた。

特に『Music Lovers』に関しては、アイドルネッサンスの中でもかなり特別感のある曲で、このイントロを聴いた時の観客の「おぉーっ!」という歓声はかなりのもの。
ただし、大サビでの理子ちゃんによるフェイクは東京では喉が復帰したばかりということでありませんでした。というか、多分ファイナルの大阪までなかったかな。
なので、大阪でのフェイクにはそれこそヒューヒューの嵐でしたね。

続いてMCのコーナーでは、「私たちの苦手なものに挑戦」ということでフリートーク。
全5回で毎回2名ずつがMCとして任命されてトークを回す、という形。
担当はそれぞれ以下のようになっていました。

  • 東京:石野、南端
  • 仙台一部:百岡、野本
  • 仙台二部:百岡、比嘉
  • 名古屋:新井、原田
  • 大阪:宮本、野本

基本的にはこのコーナーでなにを話すかについても担当MCが考えていたみたい。
東京では、ほぼほぼ理子ちゃんが舵取りを行っており、まいなちゃんは首を左右に振るだけw
それを見た理子ちゃんが、

理子「まいなもなんか喋りなさいよ!」
まいな「話が脱線しているみたいですけど…(実際はしていない)」

まいなちゃん、さすがやw
ちなみに後で聞いたところ、

まいな「全然準備してませんでした…」

と泣きそうな顔になってました。

基本的に人数が多ければ多いほどフリートークは難しくなるので、MCだけでなく、メインで話をする人が決まっていてもいいと思う。
実際この日もいっせいに何人かが喋りだして理子ちゃんが「みんなが喋ると何言ってるかわかんない」と困っていましたが、メインの人以外は基本相槌で、話したいことがある場合は手を挙げる、とかそういう方がすんなりいきそうな気がするけど。
まあ、個人的にはこのグダグダも含めて大好きだから、こうして自分たちで色々と試行錯誤しながら成長していくのを見ていきたいと思います。
なのでこれからアイドルネッサンス見に来る人に関しては、MCにはまだ期待しないでくださいw

そして、いったん落ち着いた場を再度盛り上げるように、『ミラクルをキミとおこしたいんです』(サンボマスター)。そこからの『恋する感覚』(Base Ball Bear feat. 花澤香菜)、さらには『Good day Sunshine』(SAWA)、『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』(岡村靖幸)というパート。このパートはアイドルネッサンスが長く歌い続けてきた鉄板曲パートで、かつてのライブだったら、このパートでスタートしたに違いない、というような構成。

名古屋・大阪では『恋する感覚』が『金曜日のおはよう』(HoneyWorks)に変更されましたが、こちらももはやアイドルネッサンスの鉄板曲の一曲であり、『恋する感覚』と双璧を成す「カワイイ」系の曲だから、このパートからが第2幕、というに相応しい構成だったと思います。

MCで理子ちゃんから、

「ここからは私たちの歌やダンス、表情をじっくりと楽しんでもらいたいと思います」

という言葉があって(全会場理子ちゃん)、『初恋』(村下孝蔵)、『女の子は泣かない』(片平里菜)、『夏が来た!』(渡辺美里)の3曲を披露。大阪でのファイナルのみ、『夏が来た!』を『自分メダル』(The Collectors)に変えてきましたが、基本的にはまさに歌とダンスと表情を楽しむパートでした。

実はこのパートに当てられるような曲調の持ち歌が8人体制でのアイドルネッサンスには少ない。
夏のフェスや対バン仕様でどうしても盛り上げる系の曲を多くした結果だとは思うのですが、アイドルネッサンスの幅広さ、そして他のアイドルとの差別化という意味でもこのパートは大切だと個人的には思っている。
『Lucky』(SUPERCAR)、『異邦人』(久保田早紀)、『星のラブレター』(THE BOOM)辺りの曲は早いところレパートリーとして復活してほしいかな、と。
あと、それをじっくり見られるだけの会場も用意してほしいかな、と個人的には思ったりしています。

そして、このパートが終わると宣言されていたように、ツアー各会場ごとでの新曲披露。
東京では『それではみなさん良い旅を』(髭)でした。
自分はまったく知らない曲でしたが、いきなりのギターリフのイントロからもうカッコイイし、それに続く乃亜ちゃんの歌いだしがもうメチャメチャカッコイイ! 乃亜ちゃんのハスキーハイトーンボイスの使われた方としては最高の部類ですね。
この曲は久々に乃亜理子による見せ場もあるわけですが、それも含めてとにかくカッコイイしブルージー。
と、思って聴いていると後半になって、古宵ちゃんとゆめかちゃんの二人によって、いっきにアイドルソングらしさを見せてくれる。
このギャップが素晴らしい。
そしてまさにこのことが、アイドルが名曲をカバーするという名曲ルネッサンスの真骨頂だと思いました。

結果的にこの曲は、その他の会場でも歌われることになるのですが、それくらい一発でファンの心を掴んだと共に、アイドルネッサンスの幅をまたひとつ広げてくれた一曲にもなったと思います。

MCで「新曲どうでしたか?」と聞く乃亜ちゃんの顔にも誇らしさというか自信ありげな表情が見受けられましたしね。

ここから先は一気にラストスパート。
ここでの曲の構成は各会場で微妙に変わったものの、基本的には以下の流れ。

  • 夜明けのBEAT
  • 17才
  • 太陽と心臓 or Yeah! Yeah! Yeah! or ガリレオのショーケース or ドカン行進曲(のうちから2曲)
  • シルエット

ここはもう、完全に観客と一体になって会場全体でブチあがろう!というコーナー。
年寄りのために、このパートの前に休めるパートくれてたのがありがたいw

仙台では2部制ということもあり、一部ではこのパートの入りを『太陽と心臓』(東京スカパラダイスオーケストラ vocal:ハナレグミ)を持ってきたのですが、それ以外は全て『夜明けのBEAT』(フジファブリック)できました。『夜明けのBEAT』はこういうパートでの一曲目には最適ですね。
理子ちゃんの「夜明けのBEAT」という最初の一言だけで多分ほとんどのルネオタはテンションMAXになるw
声も出せるしコールもできるし、あっという間に会場は熱気で包まれて、そこからの『17才』(Base Ball Bear)。この使われ方はちょっと意外でした。『17才』を盛り上げ曲として使うってのはあんまり経験したことがないのですが、それはそれ、アイドルネッサンスにとってのアンセムでもありますから、指差しも含めてここでテンションが落ちることは一切なく、あとからセットリスト眺めてみても「入れるならここ」という感じはします。

フジファブリック、『Yeah! Yeah! Yeah!』(androp)、『ガリレオのショーケース』(UNISON SQUARE GARDEN)、『ドカン行進曲(己編)』(THE イナズマ戦隊)という、新しめのバンド曲を盛り込んできたパートでもあり、そのクライマックスに『シルエット』(KANA-BOON)がくる。
『シルエット』の盛り上がりクライマックス感はもうあらためて語るまでもないわけですが、まあちょっと乱発しすぎ感はないこともないw
とはいえ、初めてのツアーでの盛り上がり曲線の最高潮を持ってくるとしたらこの曲以外には考えられないのもまた確か。
Zeppでのワンマンの時に『シルエット』がどう使われるのかはちょっと興味ありますね。

もうひとつ、このパートでの見所はなんといっても百岡古宵の「髪」。だいたい『シルエット』の前までに乱れに乱れており、『シルエット』ではもう「えいやっ!」とばかりに髪ゴムを外して髪を振り乱す古宵ちゃんの姿は最高です。
残念ながら東京では髪ゴム外す瞬間を見逃しちゃったけど…

「(髪型を崩しすぎて)毎回怒られてる」

とは、古宵ちゃんの言葉でしたが、会場の盛り上がりと一体になって、古宵ちゃんの髪が降り乱れるその瞬間が、まさしく瞬間最大風速だったんじゃないかなあ、とツアーを通してみて思います。まあ、名古屋と大阪では髪ゴム外さなかったですけどw

個人的には大体このパートで体力使い尽くして、ぜぇぜぇはぁはぁ言ってると、

「次が最後の曲になります」

宣言があって、そこからの『君の知らない物語』(supercell)。
凄いなあ、と思うのは、ここまでホントに体力使ってきて、メンバーの息も乱れていたのに、この曲が始まると全員呼吸が整うこと。
特に理子ちゃんはハンパない汗かいてるのに、始めの「君の知らない物語」というタイトルから息のブレがない。
タイトルを言ってから、歌い始めまでのわずか数秒、理子ちゃんが下を向いて曲の世界に入るその瞬間が自分はとても好きだったりします。
理子ちゃんにとってもこの曲についてはタイトルを言うところからがひとつの世界なんじゃないかな。

君の知らない物語』は終わり方が二段階ある曲(という言い方も変だけど)なんですが、一つ目の終わりのところで結構な数の拍手がおきた。
このことが「ああ、アイドルネッサンスをまだあまり知らない人がたくさん来てくれているんだな」というバロメーターにもなっていた。
『17才』のツークラップもそうですが、こういう「人が増えてる感じ」を得られたのも今回のツアーの成果ではないでしょうか。
正直、これまでワンマン的なライブだと、逆にビックリするくらいにコールやクラップが揃ってて、フェスとかで乱れるとなんか嬉しくなる、みたいなことが起こっていたりもしたんだけど、このツアーではそういう乱れがあることで、「新しいファンが来てる」という収穫みたいなものも感じ取れたのは本当によかったと思いました。

東京でいえば、この曲を古宵ちゃんが髪下ろして踊ってる姿が見れたこと、それが自分の中ではハイライトだったかな。

そしてアンコール。夏のツアーであることを思い出させてくれるかのように『夏の決心』(大江千里)。
なんといってもこの曲はメンバーも観客も笑顔で終われるのがいい。一緒になって踊れるしね。
ただ、残念だったのはファイナルまで結局、すずちゃんとゆめかちゃんのソロパートはなかったこと。
この曲は8箇所のソロパートがある曲なので、できればひとりずつ歌わせてほしかったし、それがあると全員の名前をコールすることができる。
現在は6人体制当時のまま、理子ちゃんが2回、なっこが2回ソロパートを歌っているのですが、個人的にはすずちゃんとゆめかちゃんにパート分けてあげてほしいのだけれど…。

ファイナルだけは、アンコールが変わりますが、それはまたファイナルでの感想に書きたいと思います。

ひとまず東京でのツアーを基本軸に、全体にかかる部分についてもここまで振り返ってみました。
東京公演についてはなんといっても理子ちゃんが歌えるようになっていたことがまず大きく、ぶっちゃけ連日のイベントのせいもあって全員のコンディションが絶好調、というわけではなかったのですが、このツアー初日では私は以下のように感じていて、それが全てかな、と今でも思います。


それと、これまでと微妙に歌割り変えてたりしてきてたんですよね。
それについては本当はもっとちゃんと見たかったりもするのですがさすがにライブの最中では厳しかった。
映像とかが出たらまた検証してみたいなあ、と。
もしかしたらツアーの最中にも変更加えてたりするかもしれないし。

長くなったのでひとまずここまでにして、次は仙台・名古屋・大阪をそれぞれを振り返ってみたいと思います。

あ、あとちなみにこのライブの後に同会場にて行われた「君の知らない夏祭り」に関しても、メチャメチャ楽しかったことは書き記しておきます。

 

アイドルネッサンス、君の街まで訪ねるネッサンス、@新宿BLAZE、セットリスト。

0. overture
1. トラベラーズ・ハイ
2. 君の街まで
<自己紹介>
3. Music Lovers
4. タイム・トラベル
5. PTA ~光のネットワーク~
<フリートーク MC石野・南端>
6. ミラクルをキミとおこしたいんです
7. 恋する感覚
8. Good day Sunshine
9. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
<MC>
10. 初恋
11. 女の子は泣かない
12. 夏が来た!
<MC>
13. それではみなさん良い旅を(髭:初披露)
<MC>
14. 夜明けのBEAT
15. 17才
16. 太陽と心臓
17. Yeah! Yeah! Yeah!
18. シルエット
<MC>
19. 君の知らない物語
<アンコール>
20. 夏の決心

 

natalie.mu