モノノフからDDへ

ももクロ一筋だったモノノフがDD化していく軌跡を綴ったブログ

チームしゃちほこ しゃちサマ2014~神々の祭り~

基本情報

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感想

菜緒ちゃんの笑顔がもう最高だったね。位置的にオーロラビジョンも一緒に視界に入るから肉眼と両方楽しめた。『よろしく人類』で一列先頭になったときの菜緒ちゃんの笑顔でもう完全にノックアウトだった。

そんでもって『明け星』でのひとりひとり順番にアップになったときの菜緒ちゃんの表情がまた思いが詰まってる感じが伝わってきて神々しいものを見るかのようだった。まさしく神々の祭りですよ。

 

まあ『明け星』の時のアップは菜緒ちゃんだけじゃなくて皆素晴らしかった。その中でも今日はゆずきの表情にやられたなあ。その後のMCの内容と重ね合わせると今でもちょっと泣けてくる。ソフト化されたの見たら大泣きする自信ある。

正直、『colors』のラストのゆずきフレーズと、『カントリーガール』の「やってます!」のときはゆずきに向かって推しジャンしたくなるくらいなんだよなあ

 

今日は残念ながら見に来れなかった友人のために普段以上にほーちゃんコールしたけど、ほーちゃんはもうなんというか覚醒したんじゃないかな。少なくともオレらの心配をよそに、立ち位置的な単なるセンターではなく確実に樹の幹になった感ある。

MCの時のほーちゃんは、今まさしくスゴいものを見ているぜ、と心から思わせるだけのものがあった。ほーちゃんが話す内容忘れて「ちょっとタンマ」と言ったときの後に続く静寂。誰一人コールとか入れずに聞き入る体勢になってたということ。それがもうスゴい。

今日のほーちゃんは最初から最後までとにかく常に笑顔。それがまた心から湧き上がる笑顔なのがこちらにも伝わってくる。そのメンタリティ。MCの時にほーちゃんに「いい顔してるねー」って名指しされた人は幸せすぎて死んでないか心配になるレベル。そこまで周り見えてるってことだしね。

あ、『おっとりガールの憂鬱』の時はさすがに笑顔ではなかったね。まあそれは曲調の問題。それ以外はあれだけ激しい振りの中でも笑顔が耐えないってのはメンタリティとともにその体力も図抜けてるってこと。スタダの赤は化け物だよなあホント。

 

ちゆはね、多分だけど喉のことでファンに心配かけたことをすごく気にしてたと思う。だからこそ逆に今日は一切心配させない!という気持ちが伝わってきた。最後のMCの時はさすがにちょっと声が嗄れてたけど、それ以外はまったく不安を感じさせなかった。

それだけの決意があったからこそ、今日のちゆは泣きそうな素振り見せなかった気がする(MCの最中に涙拭ってるしぐさはあったように見えたけど)。きちんと歌いきる、それが目標で、そのためには泣いてちゃダメだ、という気持ち。誰よりちゆが泣くと思ってたからそのことが余計に強く印象に残った。

 

そしてやはり今はなんといってもゆずの成長に触れざるを得ない。もちろん皆成長にしてるんだけど、ゆずの成長ハンパない。特に歌。アルバムでも重要パートを任されることが多くなり、その分プレッシャーもあっただろう。痩せた原因もその辺にあるのかもしれない。

でもゆずらしさを失わず、それでいてキチンと歌のパートの責任も果たす。それどころか見せ場まで作れるようになってる。その成長ぶりに感動しまくってて今一番直接会ってそのことを伝えたいと思う相手なんだよなあ。

 

そして、ゆずき。恐らくはしゃちほこで最も真面目で不器用で自己評価の低い彼女。最近ずっとそんなゆずきの葛藤が感じられて放っておけない。今日のMCで吐露した逃げたくなる気持ち、あれは嘘偽りない本心だろう。ブログの更新頻度が減ったことは無関係ではないはず。

でもね、ゆずき、店長がゆずきを叱るのは期待の表れだし、たぶん皆の成長スピードについていけてないことに不安を感じてるんだと思うけど、大丈夫だから。ちゃんとゆずきも成長してるから。人にはそれぞれのスピードがあるから焦らなくていいんだって。と言ってあげたい。

むしろ大きな飛躍はなくとも一歩一歩前に進んでるゆずきのその姿にオジサンは感動しちゃう。ウサギとカメみたいなもんだって。ちゃんと皆に追いついていつの日か追い抜くかもしれないから。だから、やる気!元気!ガンバレ!ゆずき!

 

実は今日ハルの涙見れたことがちょっと嬉しかった。メンバーも認めるくらいのしっかりもののハルだけど、なんというかたまには最年少らしさを見たくなるときがあるのよ。いつも安定してて安心して見てられるし、最近じゃ大人っぽくもなってきたからこそ、今しか見れないハルが見たい、的な。

それぞれの個性やカラーは当然あるしそれはそれで大切なことだけど、たまにはまだ子供らしさを残したハルが見たいと思うのですよ。天真爛漫さといい意味での幼さがね、同居してるところ、それがハルの良さでもあると思うンよね。

 

でも実は今回の武道館ライブ、一番感心して一番拍手を贈りたいと思っているのは店長をはじめとした運営に対してだったりする。いや、今日だけのことではなく、ここまでのビジョンの組み方が素晴らしいと思う。

勝手な想像だけど店長や運営は、昨年の県体での武道館発表時点で既に今日のステージ構成をほぼほぼ決めてたのではないかと思ってる。エンドステージ、余計な演出も必要以上のMCもお近づきもなし、という構成ね。

その証拠に今年に入ってからのしゃちのライブはソロに関しては全てがエンドステージでお近づきもZeppツアーでの10分クッキングの際のゆずきレポートしかない。余計な演出もこの10分クッキングくらい。まあサンプラザでのライブ前の店長サミットはあったけどね。

そして今日のアゲアゲ六連発も、実はEXシアターの時から少しずつ曲数増やして挑戦してるんだよね。メンバーに対してもファンに対しても「ここまでやれんのか?」っていうね。Zeppツアー、サンプラザ、そしてこの前のめざましライブ。今日の武道館ではそれを越えてきた。

ステージ構成はまあチケットの売れ行き次第な部分もあったかもしれないけど、当初の腹積もりとして「武道館で純然たるライブやって観客を満足させる」という明確な目標があったことは恐らく間違いなかったと思う。

それをしゃちメンにどこまでどの時点で伝えていたのかはわからないけど、それを見越しての今年ここまでのライブとツアーがあった。全ては武道館に繋がる道として用意されてて、もちろんメンバーがそれを見事クリアしてきたわけだ。

その目標の立て方、そしてそこまでどうやって持っていくのかを逆算して、メンバーに越えられるだけのハードル用意して、今日という日を迎えた。それが素晴らしい。まあ全てをクリアしてここまで来たメンバーが一番素晴らしいんだけど、今日はさぞや店長たちは酒が旨いと思いますよ。

セトリもね、当然アルバム全曲持ってくるんでしょ、とこっちは勝手に想像してたわけですよ。それが違った。それは恐らくいきなり初見(初聴)の曲ばかり入れてもファンがついてこないだろうという計算とともに、やはり本番で何度も磨いた曲を優先し、疎かにしない、ということでもあったと思う。

 

言いにくいことだけど、実はこれ、ももクロとのポテンシャルの違い、というのは重要な要素だったんだろな、と。しゃちのポテンシャルが低いわけじゃない。でもももクロのポテンシャルってやっぱり化け物なんですよ。どんな無茶なハードルや壁を作っても越えてっちゃう。

またね、kwkmさんという人が無茶ぶり考える天才みたいなところある。だからこそ店長はスゲー考えたと思うんです。ももクロとの違い、kwkmさんとの違いを。その結果、無茶ぶりではなく、逆算してコツコツと越えられるハードルを越えさせることで成長させていこう、となったと思うわけです。

どちらが大変か、どちらが凄いかの話ではないんですよ。言いたいのは店長やしゃちの運営がももクロという成功事例に惑わされることなく、しゃちほこについてキチンと考えてレール引いてここまで連れてきてくれたこと、そのことに激しく感謝マジ感謝、ということです。

そうそう、ももクロとの差、ということで言えばね、昨日の衣装もあれドラゴンボールサイヤ人戦闘服に見えてね、あれはももクロの道着衣装への対抗だったのかな、と。ももクロが悟空(カカロット)であるならしゃちはベジータっていう。

 

まあね、結局はどれだけいろんなこと書いても思っても、菜緒ちゃんの笑顔見て、一生懸命に汗かいて踊る姿見て、オレらに精一杯応えてくれる姿見て、最終的に菜緒ちゃん自身が最高に楽しんでくれること、それに勝る喜びなんてないんだけどね。それもメンバーありき、運営ありきということですよ。

なのでもう一度、皆にお礼を。菜緒ちゃん、ほーちゃん、ゆず、ゆずき、ハル、ちゆ、店長、そしてスタッフの皆様、最高の菜緒ちゃんに会わせてくれてどうもありがとうございました。

 

私自身は俺の藤井以降の新参だけど、それでも県体以降のしゃちをある程度キッチリと追えたことにとても感謝してるし幸運だと思ってる。それがなければ今日の武道館への道筋がここまでハッキリ見えなかったと思うし。それを追いかけ、見ることが出来た幸運にマジ感謝。

 

セットリスト

00. SPACEひつまぶし~出囃子
01. エンジョイ人生 (with ROLLY
02. OEOEO
03. よろしく人類
・MC(自己紹介)
04. いいくらし
05. 首都移転計画
06. colors
07. 大好きっ!
08. でらディスコ
09. 私がセンター
10. おっとりガールの憂鬱
11. もーちょっと走れ!!!
12. カントリーガール
・MC
13. 乙女受験戦争
14. ザ・スターダストボウリング
15. ピザです!
16. そこそこプレミアム(with ROLLY
17. トリプルセブン(with ROLLY
18. 抱きしめてアンセム(with ROLLY
<アンコール>
19. 勝手にハイブリッド
20. 明け星
・MC
21. マジ感謝
・鯱詣発表
22. ごぶれい!しゃちほこでらックス

 

その他所感

当日は物販のために朝10時頃に武道館に到着したわけだが、既に1,000人近くの人が並んでた。正直ビックリ。Zeppやサンプラザでは5分も並ばずに買えたのに。

武道館という大箱だし、777枚限定のTシャツがあったとはいえ、この並びを見て「あー、しゃちマジブレイクしてるわー」と思いました。

まあ、なぜか限定Tシャツは買えましたけど(代行分なので自分の分はなし。一人一限だったので)。っていうかじゃあなんで皆こんなに並んだの?

 

その後、B.L.T.の当日パンフレット買おうとしたら、しゃちCARAと同じ列だった。こちらも長蛇の列だったんだけど、パンフ買うために仕方なく並んだ。結果的にこれが正解。

並んでいる途中で、Ustream用にしゃちメンがしゃちCARAやりにきた!すぐそこに菜緒ちゃん!ゆず!ゆずき!ちゆ! 残念ながらほーちゃんとハルはタイミング合わず。

しゃちCARAやったら二度ともピンクグッズが出て「えーピンクいらなーい」とのたまう菜緒ちゃんと、「なんでよ!当たりじゃん!」とツッコむゆずが見れただけでもよかった。

まあおかげでやるつもりなかったしゃちCARAもやっちゃいましたけどね。ええ、菜緒ちゃんが回した筐体選びました…

 

それと、日本武道館の2階最前列は立ち上がっちゃダメ、という噂を聞いていたので、正直席に着くまでテンションは微妙でした。もちろんライブは楽しみだし期待はいっぱいだったけど、その分だけ立ち上がって踊ったりジャンプしたり出来ないことを考えたら生殺しだな、と。

で、座席についてみたら特に「立つな」という張り紙や注意もなかったので、ここからテンションは一気に上がり、結局踊りまくり飛びまくり(といっても普段よりはかなりセーブしたけど。マジで武道館の2階最前列は危ない)。いやー、救われた気分でした。

なんとなく柵が新しくなっているようにも見えたので、最近になって立ってもいいことになったのかな?

 

観客的には初めての現場、というひとが結構いた感じ。久々という人もいた。武道館というマイルストーンだっただけに、そういう人も多かったんだろう。

でもそれで一体感が激しく損なわれるってこともあんまりなかった。アンコールが揃わないのは箱が大きくなるとよくある話だしね。最近じゃももクロも揃わないし。

 

そんなこんなで大きくなったしゃちほこを嬉しいような、ちょっと寂しいような目で見つめた一日でもありました。

もう「ちっちゃくたって名古屋嬢」じゃない気がする。

 

諸情報

  • チケット:6,800円(Eしゃち会員先行)
  • 座席:2階スタンド 南西 A列

 

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