モノノフからDDへ

ももクロ一筋だったモノノフがDD化していく軌跡を綴ったブログ

Dorothy Little Happy Live Tour 2015 5th Anniversary ~just move on ~ @恵比寿ガーデンルーム 昼公演・夜公演

https://instagram.com/p/3WbuDAGrsm/

今日の現場。

基本情報

  • アイドル名:Dorothy Little Happy(白戸佳奈、高橋麻里、秋元瑠海、富永美杜、早坂香美)
  • 日時:2015年5月31日(日)昼公演 12:30開場 13:00開演 夜公演 17:00開場 17:30開演
  • 会場:恵比寿ガーデンルーム

感想

callmeの3人がドロシーから卒業する、という発表以来、今回が始めてのドロシー現場。
正直、心の整理はなかなかできず、あの報告以来メンバーのブログも読めなくなっていたし、ドロシーの曲自体もなかなか聴けなくなっていた。
結局、現場に到着してもモヤモヤは落ち着かず、ライブを心から楽しめるのかどうか不安でした。

でもそれは全部杞憂でした。
1曲目の『just move on』が流れ、5人のパフォーマンスを見た瞬間、といってもいいほどあっという間に彼女たちのパフォーマンスに引き込まれてしまいました。
ドロシーはまごうかたなく、Dorothy Little Happyのままで、いつもと同じように、いやいつも以上に素晴らしく、私を魅了してくれました。

だけど、それだけに余計に「この5人でのパフォーマンスが見れなくなる」という想いもより切実になり、一曲一曲を見逃すことができない気持ちと、目の前で繰り広げられるパフォーマンスに夢中になりたい気持ちがない交ぜになってしまったことも事実。最終的には夢中になる方が勝つんですが、それでも時折「なぜ」という気持ちがぶり返してしまうことは否定できなかった。

特に、歌詞に関しては、これまでには感じたことがなかった思いがいちいち絡んでくる。
『just move on』の

色んなこと乗り越えて大人になっていくの
きっといつか笑えるよ だから踏み出すの
今は止まらない もう戻れない
そう I just move on 決めたから

www.uta-net.com

の部分、特にるーちゃんの「今は止まらない もう戻れない」の部分なんかはあまりにもグッときてしまいました。
それ以外の曲でも、それこそ本来は男女の別れを歌った曲だとしても、今のドロシーが歌うと違う意味に聞こえてしまいます。

夜の部での『それは小さな空だった』はもう、涙ぐんでしまいました。まりちゃんが切なく歌い上げるこの曲を、ちょうど、佳奈ちゃんとみもりんが見える位置で二人の表情を見ながら聴いているだけで、色んな想いが吹き荒れました。最後の「私はそれを止めようとはしないの」を聴いた時はもう…。

5人のパフォーマンスは本当に素晴らしかったです。

まりちゃんはこれまでも素晴らしかったのに、それになにかがプラスされたかのような歌声を聴かせてくれ、特に昼の部での『STARTING OVER』なんかはいつも以上に声を伸ばしてくれていたような気がしますし、個人的に一番不安だった、まりちゃんの笑顔に曇りが見えたらどうしよう、という心配もまったく感じさせず、まりちゃんの最高の笑顔を見せてくれました。

佳奈ちゃんは、自分が大好きな編み込みの髪型で、相変わらずの幼さと美しさが入り混じった小悪魔感満載でしたし、ダンスも表情も美しかった。前述した『それは小さな空だった』での、マイクを胸元で握り、目を閉じて微かに下を向く表情、あのアルカイックスマイルは本当に好きなんだよなあ。
個人的には初めて生で体感した「人間国宝 白戸佳奈!」*1は最高でしたね。あの時の佳奈ちゃんの表情はまさしく人間国宝w

るーちゃんの歌、本当に上手くなってた。練習でいつも半音ズレてる人とは思えない(MCでそういう話があったw)。特に『シークレット』は素晴らしくて、素晴らしすぎて「もうこの曲を歌うるーちゃんが見れないかもしれない」という思いと「るーちゃん自身、今自分がここまで歌い上げているこの曲を自分がもう歌わなくなるかもしれない、ということをどう感じているんだろう」とか考えてしまうほどに、るーちゃんの歌声は覚醒してきている気がします。

みもりんは、冗談で「最近色っぽくなった」とかセクシー系のネタを奮発して笑いを取っていましたが、実際のところ、大人の女性になってきたと思います。私は曲ごとに様々な表情を見せてくれるみもりんが大好きですが、その表情にも大人な部分が増えてきたと思います。ダンスに関しても上半身のキレは随一だと思っていますが、そのキレに優美さが加わってきて、目が離せない。夜の部は位置的なこともあって、かなりみもりん中心に見てしまった。

こうみんは、この日が誕生日ということもあって、いつも以上にパワフルで笑顔に溢れてた。ステップとターンはいつもながらの美しさで、それに力強さが加わってるからいつも以上に大きく見えました。
こうみんの髪の毛が顔隠しちゃうのはもはや定番ですが、それすらも美しいと思わせる妖艶さがこの日はあったし、でもやっぱりいつもよりも笑顔に溢れてる感じのこうみんが見ていて楽しかったなあ。トークも最高だったし。

https://instagram.com/p/3WcApZGrtO/

こうみんの誕生日祝いにゆふぃすとからもお花がw

しかし、パフォーマンスが最高であればあるほど、「この5人をもう見れない」という胸の苦しみは増すばかりで…。私のような新参のドロシーファンとしては、これからドロシーを楽しもう、満喫しようという矢先のことだっただけに、ショックです。無論、古参の方々はそれ以上にショックなんだと思いますが…。

閑話休題
昼の部での一番の見所は、『Breaking through』から『恋は走りだした』までの6曲連続パートでしたね。セトリ見てもらえればわかると思いますが、明らかに佳奈ちゃんからの挑戦状w
盛り上がりもハンパなかったし、自分としてもこの日一番高揚したパートでした。まあ『GET YOU』大好きおじさんとしては『GET YOU』キタだけでも嬉しかったし。

昼の部は全18曲で、アンコールはありませんでした。時間の関係だったのかな。
自己紹介のMCで、こうみんが「19歳になりました早坂香美です!」と自己紹介したので、佳奈ちゃんが渋々「白戸佳奈です。21歳です…」という流れになったんですが、まりちゃんはいつもどおり「今日も麻里の歌声でみなさんのハートを癒しちゃいます」で終わろうとして、メンバーから「いやいや、まりちゃんは何歳なの?」と聞かれ、悩んだ末に「心は15歳!」と言い放っていたのがまりちゃんらしかったw
それに対抗するかのように、みもりんは「中身も外見も18歳!」と宣言。メンバーからは「ええー?」と言われてましたが。
るーちゃんは普通に「18歳」と流してましたw

実はライブ本体よりもMCが一番不安で、MCでなんというか一体感とかを感じられなかったら嫌だな、と思っていたのですが、それすらも杞憂でした。5人の絡みは普段どおりで、相変わらずキレキレでもなく、かといってグダグダでもない、楽屋トークのような雰囲気のままで、るーちゃんいじりも相変わらずでした。
まあ、この日はこうみんの天然が際立っていたってのもありましたけどw 10代最後になにがしたい?と聞かれて、「19歳は若いから」といきなり言い始めて、佳奈ちゃん胸に手を当てて「グサッ」、それをフォローしようと言い直したのが「身体がまだまだ動くうちに」、佳奈ちゃんそれに対して「まだ動くよ!」、るーちゃんが仲裁に入って、「こうみん、三度目はないから」と忠告するというねw

さらに、20代の先輩であるまりちゃんから、10代のうちにしておいた方がいいことをアドバイスしてもらう、という話になって、
まりちゃん「10代と20代の一番の違いを感じるのはなんといてもアンケート。アンケート書く時に、ああ私はもう10代じゃないんだ…って悲しくなるから、今のうちにアンケートにいっぱい答えておくといいと思う」
という、とんでもないアドバイスがきました。こうみんもさすがに「う、うん…ありがとう」と答えるしかなかったねw

正直、昼公演が終わって、こんなにも(雑念は多少あったものの)ライブを楽しめたことが意外というか、やっぱりドロシーは最高だな、という気持ちでいっぱいになりました。
夜公演までの間も、友人たちと決して暗い話にはならず、昼公演の良かったところとか夜公演の一曲目トトカルチョとかして、夜公演への期待感が高まるばかり。

そして、夜公演の1曲目は『インマイライフ・フォーマイライフ』。確かに、この入り方はあった(トトカルチョは全員ハズレでした)。
『世界一周夏物語』もちょうど友人たちとの話の中で、久々に「人間国宝白戸佳奈したい」という話が出ていたので、イントロ流れた瞬間に友人たちと「キター!」って感じになりました。まあ、私は初体験だったのですが。

昼公演ではシングル曲があまりなかった分、夜公演で『HAPPY DAYS!』『sky traveler』『ASIAN STONE』といったところも聴けた。『ASIAN STONE』は生で聴くのが本当に好きなのでよかった。
『colorful life』『ストーリー』といった沸き曲、『サマータイム』というタオル曲、そして『デモサヨナラ』からの『ジャンプ!』、と昼公演の6曲連続に対抗して、夜公演は沸き曲が多かった印象。昼は一人で見ていたのですが、夜は友人たちと連番していたせいもあって、とにかくアガった。

さらには、こうみん生誕からのアンコール曲が『GET YOU』でしたから、もう言うことなしです。
こうみんは、最近のインタビューで「ベストの中で好きな曲は?」という質問に、この局の出だし、と答えているそうです。確かに、この出だしは最高だよ、こうみん!

『やさしい雨』は、仙台で初披露して、まだこなれてない感があったようなのですが、それをあえて、夜公演の本編最後に持ってくる佳奈ちゃんの強気なセトリ。『デモサヨナラ』でも『ジャンプ!』でもなく、これをもってくる佳奈ちゃんの心臓の強さというか、自分たち自身に対する自信が素晴らしい。

昼公演、18曲。 夜公演、19曲。 合計37曲。
かぶったのは、新曲扱いの『just move on』、『Tell me tell me!!』、『Look at me』、『やさしい雨』、と『GET YOU』、の5曲のみ。
つまり、32曲を披露してくれた。 最高でした。

何度もしつこいようですが、なんでこの5人をもう見ることができなくなるのか、正直わかりません。
本当にもったいないとしか言いようがない…。もっともっと、これから先何度でもドロシーを、5人のドロシーを見たい、と、思わせてくれるほどに最高のライブでした。

中野が、待ち遠しい、というよりは永遠に来て欲しくないような、それでいて、彼女たちの総決算を見たいような、微妙な気持ちです。

セットリスト

昼公演
1. just move on
2. My Darling
3. どこか連れていって
4 ソウル17
5. やさしい雨
6. 風よはやく
7. look at me
8. COLD BLUE
9. STARTING OVER
10. life goes on
11.ナミダよりもずっと速く
12. Breaking through
13. 諦めないで
14. シークレット
15. GET YOU
16. 2 the sky
17. 恋は走りだした
18. Tell me tell me!!

夜公演
1. インマイライフ・フォーマイライフ
2. ドロシーの世界一周夏物語
3. Tell me tell me!!
<MC>
4. Singing
5. just move on
6. keep on tryin'
7. sky traveler
8. Dear My Friends
9. それは小さな空だった
10. ASIAN STONE
11. look at me
12. HAPPY DAYS!
13. 飛び出せサマータイム
14. colorful life
15. ストーリー
16. デモサヨナラ
17. ジャンプ!
18. やさしい雨
<アンコール>
19. GET YOU

諸情報

  • チケット:昼夜各3,800円(+ワンドリンク500円)
  • 座席:オールスタンディング(昼公演:整理番号280番台、下手壁際後方、夜公演:整理番号250番台、中央10列目くらい)

https://instagram.com/p/3WcI8Rmrtd/

今日のチケットはピクチャーチケットでした。

その他所感

この先、かなまりの2人ドロシーにもcallmeにも頑張ってもらいたいし、活躍を期待するけど、それでも私個人としては勝手に2年後くらいの「ドロシー5人で完全復活」というストーリーを期待してしまいます。何かのイベントで、一夜限りの、でも構わない。それでもこの5人をまた見たいんですよ。
まあ、一夜限りの復活がなし崩し的に長期化することはよくあることだしねw

*1:『ドロシーの世界一周夏物語』という曲の中であるコール