モノノフからDDへ

ももクロ一筋だったモノノフがDD化していく軌跡を綴ったブログ

さくら学院 The Road to Graduation 2014 Final ~さくら学院 2014年度 卒業~

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本日の卒業式の紙テープ。

基本情報

感想

さくら学院の卒業式とは、旅立ちの時でもあり、卒業していく中学三年生たちにとって集大成の場でもあります。
だからこそ、最愛ちゃん、由結様、ゆなのちゃん、ホントにホントにホントに素晴らしかった。それでも、今日最も私の心を震わせてくれたのは、華ちゃんでした。今日の華ちゃんは最高中の最高だった。

セトリ的にも今日は華ちゃんの見せ場は多かった。そしてそれを見事にやりきってくれました。
クラブ活動でも、プロレス同好会ではゆなのちゃん曰く「予算使いすぎ」なくらいに贅沢な状況で、歌だけでなく、セリフや芝居まで披露し、ミニパティではなんと全曲メドレー。

そして、『スリープワンダー』での猫があって、華ちゃん的クライマックスは『My Graduation Toss』からの『君に届け』という華ちゃんセンターでのパフォーマンス。素晴らしすぎた。
特に『My Graduation Toss』は、なんといってもあのSU-METALことすぅちゃんがメインの曲だったわけで、その曲を自分がメインとなって歌うことに対するプレッシャーとかもあったと思うんですが、今日の『My Graduation Toss』は田口華の『My Graduation Toss』として完成していたと思います。心の中で何度も何度も「華ちゃん凄い、凄いよ!」と呟いていました。

どちらかといえば引っ込み思案で自分をアピールすることが苦手な華ちゃんだと思うのですが、最近は客席に向かってレスや笑顔がとても多くなって、今日はそれこそその集大成のように、客席に向かってアピールしていました。後輩たちはさすがにそこまで余裕はなかったと思いますが、華ちゃんは誰よりも二階席、三階席にまで目線を配っていて、さらには観客と一緒になって声を上げるシーンでは、「もう我慢できない!」とばかりに飛び上がって拳を上に突き上げたりと、元々得意だった歌やダンスだけでなく、苦手も克服して、田口華の覚醒を今日この目で見た気がします。

元々気が多く、さくら学院での推しもブレブレで特定しない私でしたが、今日この卒業式の日に、田口華推しが確定しました。我ながら遅すぎるだろ、と。もう二度とさくら学院での華ちゃんのパフォーマンスは見られないのに。それでも、ギリギリ今日という日に、華ちゃんの素晴らしさに気づくことができて良かったと思いますし、それだけのものを見せてくれた華ちゃんには「ありがとう」と伝えたい。

とりあえず華ちゃんについて語ってしまいましたが、今日は色々と思いが詰まって上手くまとめられそうにないので、いつものような時系列ではなく、まずは残りの卒業メンバーひとりひとりに対する思いを散文的に書き記していきたいと思います。

最愛ちゃん。
華ちゃんとゆなのちゃんがいつもより編み込み多めの髪型で、大人っぽさを醸し出していて、由結様もポニーテールとかではなく大人びた髪型になっていたのに、最愛ちゃんはツインテールで、いつもの菊地最愛を見せてくれましたね。最後の最後まで「小悪魔」でいてくれました。

可愛い時はとびっきり可愛く、ダンス、特にミニパティの時は、キレッキレのダンスを見せてくれて、そして卒業式の答辞では生徒会長として、思いの丈を伝えてくれました。

最愛ちゃんが涙を堪えながら答辞を読む姿を見ながら、「世の中にこんなにも美しい鼻を啜る音があるのか」と思いながら見ていました。しかも微妙に拍子とってるし(答辞読むテンポに合わせてるから)。恐るべし、菊地最愛。最後の最後まで小悪魔です。とか思っちゃうのは私も「ちょっぴり親バカな父兄」だからなんでしょうかね。

最愛ちゃんが、「本当はこのままさくら学院にいたい」と言うように、私たちも本当はさくら学院で歌い踊り続ける菊地最愛を見続けていたいけど、それは叶わぬことなので、この先もBABYMETALやまた違う場所で最愛ちゃんを見ることができる日を、小悪魔が魔女になっていく姿を楽しみにしたいと思っています。

由結様。
いつもたおやかでお美しい由結様ですが、今日はまたとびきりの美しさでした。
卒業証書授与の時、倉本校長をまっすぐに見据えるその姿は、間違いなく今ここにある全存在の中で最も美しいものの一つだと思いました。

柔らかく、たおやかでありながら、『仰げば尊し』でのダンスでは、力強さを見せつけ、歌のソロでは細いながらも水野由結にしか出せないその声で歌い上げて、魅了してくれました。

私は、由結様がダンスの振りで見せる「不機嫌な顔」が大好きです。最愛ちゃんの不機嫌顔はどこか愛くるしさの残る不機嫌顔なのに対し、由結様の不機嫌顔は本当に不機嫌に見える。だからこそ、その後で笑顔に変わる瞬間のギャップがとても素敵だと思います。

そして、途中何度か涙を流しつつも肝心なところでは耐えに耐え、あまつさえ終了時間をちゃんと意識して最後の自らの挨拶で調整まで行うという、最後の最後までプロデュース委員長としての仕事を全うした由結様が、全てが終わって退場する時に、顔を覆うほどに号泣した姿は忘れられません。その姿にこちらも貰い号泣しました。

ゆなのちゃん。
トークでは毒舌だったり、時にブラックなゆなのちゃんですが、実は誰よりも周囲の評価や目を気にしているのではないかと思っています。というのは、ゆなのちゃんは「父兄さん、どうでしたかー?」ってよく聞くw 今日もそうでした。
さくら学院の誰よりもスタイルが良く、『トロピカロリー』は、そんなゆなのちゃんをフィーチャーする曲になっているわけですが、深読み派の自分は先生方からの「ゆなのはもっと自信持っていいんだよ」というメッセージにすら見えました。

そして、最近またオスグットが始まったと言っていた*1のに、そんな様子をまったく見せず踊る姿にもウルッときましたよ。

卒業証書授与式の時、倉本校長の正面に立って礼をして顔を上げたその時、それまでのライブで見せていた表情とは一変して、急に大人の顔になってた。そんなゆなのちゃんの表情を見た瞬間、ドキッとしました。いつも笑顔で、何かたくらんでるかのようなゆなのちゃんの表情とは全く違う、これから先のゆなのちゃんを想像させるような顔でしたね。

そんな感じで卒業生4人のさくら学院の生徒としての最後の雄姿を目に焼き付けてまいりました。
今日はどうしたってこの4人ばかりを見てしまうのは仕方がないし、そうしておきたかった。

あとは簡単に時系列に沿っての感想などを。
実を言えば、『スーパーレディ』と『School days』と続けてひとりひとりの自己紹介をあらためて聞いて、既にちょっと涙腺緩んだ。

それでも『IVY』で元気になって『トロピカロリー』では噂に聞いていたように激しい筋トレの数々とゆなのちゃんの得意げな表情に笑わせてもらいました。にしても、MIKIKO先生、最愛ちゃんへの振り付けは厳しすぎやしませんかw コサックなんて男でも大変ですよw

そうそう、最初のMCと自己紹介では、愛子ちゃんと愛ちゃんの仲悪い芸に笑わせてもらいましたよ。愛ちゃんが愛子ちゃんを誉めた時に、それに対する愛子ちゃんの返し「なんなの? 私に好かれようとしてるの?」にはマジ爆笑しましたw
来年度以降もこのコンビには期待しちゃいます。

仰げば尊し』は曲はまあ曲として、とにかく力強い振り付けがとても好きなんですよね。特に由結様がこういう小刻みにジャンプして腕を振る姿はとーっても大好きなので、それを楽しく見ていました。

と、油断しておったらですな、メンバーがはけてからスクリーンに映し出された「2014年度 歩みの映像」で、『ハートの地球』のレコーディングで力を発揮できなかったさらちゃんが号泣する姿に一気に涙腺が崩壊するというね…
本日最初の落涙ポイントがさらちゃんの号泣シーンという、卒業生と全く関係ないところだったのはおそらく私だけではあるまい…

このまま涙腺崩壊したままだったらどうしよう、と思っていたんですが、クラブ活動はそれぞれに楽しめた。
プロレス同好会では清野アナ生出演に驚き、購買部のバズーカの威力に驚き、そして、ミニパティの全曲メドレーにも驚かされました。逆にいえば、ミニパティはこれで完全な見納め、ということなのかな、と寂しくも感じましたけど。

この辺りから自分の中での華ちゃん度は上がっていき、『スリープワンダー』では寝転がる華ちゃんを凝視してました。ここでの華ちゃんの表情のひとつひとつを見逃したくない気持ちだった。

次がまさかの『Planet Episode 008』。初めて聴いたよ。クラブ活動からこの辺りまでは泣くよりも驚きの方が強かったかなあ。

ここでのMCの際に、ゆなのちゃんから「背景が変わったのに気づきましたか?」という質問があったんですけど、全く気がついていませんでした。アハ体験クイズだったとしたらまったくわからなかったに違いない。というか背景なんて目に入らないくらいメンバーに集中してたってことですな。

そして大好きな『ハートの地球』。この辺からは振りとかクラップとか段々おろそかになるくらい、見ることに集中し始めていました。『ハートの地球』のライブ映像は今後何度も何度も見返すことになると思う。それくらい大好きです。この曲はさくら学院の可愛さが凝縮された逸品だと思います。

そして来てくれました『未完成シルエット』。嬉しい。
この曲の最初の「じゃあまた明日」のパートとその後のソロのダンス、昨年はりのんでしたが、今年は愛子ちゃん。りのんの力強さはなんとなくわかる。身体も大きいしね。でも、今年の愛子ちゃんも全然負けてなかった。小さい身体を弾けさせるように動いていて、去年のりのんに負けないくらいの動きでしたね。

愛子ちゃんはバトン部でも見事なバトン捌きを見せてくれて、これが小学生というんだから本当に凄いわ。
愛ちゃんの二代目小悪魔ぶりもますます磨きかかってたし、スタイルもどんどん良くなってる。
愛愛コンビが中学三年生になった時、それって結構凄いものが見れるんじゃないかと本気でワクワクします。

中三4人による『宝物』はね、もう聴き入る見入るだけでしたよ。配置固定でスタンドマイクで歌うこの曲の折々に4人が互いに目線を合わせて腕を伸ばすところ、歌詞と共に泣ける。ありがたいことに自分の一番近いところに華ちゃんだったので、華ちゃん中心に見ていたのですが、華ちゃんの決して大袈裟ではないけどキチンと前を見据えた笑顔に魅せられていました。

そして『My Graduation Toss』と『君に届け』。華ちゃん華ちゃんでした。ここに至って華ちゃん推しが確定した瞬間でしたね。

そして個人的に一番の泣きポイントだった『夢に向かって』。良かった。本当に良かった。
この流れからの卒業証書授与式が泣かないわけがない。

在校生入場で4人しか入ってこなかった時にはちょっとビックリした。そうか愛愛コンビも小等部卒業だから卒業生は6人なのか。
在校生送辞では、りのんに驚かされたなあ。ただの一度も噛まず、詰まらず、見事に送辞を読みきりました。りのんのことだから泣くとかはないと思ってはいましたが、LoGiRLの告知とかはまったくダメだったりのんが、大事な役目をキッチリとこなしてくれたことはさすが天才、と思わずにはいられませんでした。
感想戦でも他の方も同じ意見だったのですが、唯一注文するとすれば、ずっとメモを見るのでなく、時々目線を前にもってきてくれたらベストだった。
由結様がちょっと咳き込んでしまって、途中席を外した時は心配しましたが、すぐに何事もなく戻ってきてくれたのでホッとしました。

そして卒業生を代表しての最愛ちゃんの答辞。前述したように涙を堪えながらの最愛ちゃんの鼻を啜る音の美しさね。
在校生ひとりひとりに贈るメッセージにはこちらも涙を堪え切れませんでしたよ。後ろで並ぶ由結様、ゆなのちゃん、華ちゃんの表情ひとつひとつもとても美しくて、特に最年少の愛愛コンビに対するメッセージの時、二人を見つめる由結様の表情はね、慈愛としか言いようがない。

倉本校長の式辞も力がこもってて、やはり最長5年と言う期間を過ごしたゆいもあコンビとの別れというのは特別なものだったのだろうな、と。

そしてそれ以上に森先生のメッセージ。毎年素晴らしい森先生の贈る言葉ですが今年はまた素晴らしかったですね。
森先生の存在というのは、単にトークの回しのヘルプと言うだけでなく、父兄の気持ちの代弁者であり、同時に森先生の気持ちを父兄が共感で得られるというとても重要な存在なわけです。
その森先生から語られる言葉。今年は遂に「気持ちの上では卒業させたくないから俺の中では全員留年です」という言葉まで出てきた。それがまさしく父兄の気持ちの代弁だったと思います。

それでも最後には生徒と父兄を笑顔にすることも忘れず、残りわずかなライブの時間を精一杯演じきれるように送り出してくれました。

それでも再登場したメンバーの目には涙が。ここでの『旅立ちの日に』は互いに反則でしょう…泣くしかないっす。
それもゆいもあの二人が泣いてるんだもん…そんなの耐えられませんよ。

ラストは『Jump Up』か『さよなら、涙』のどちらかかな、と思っていたら、『See you…』でした。今日の由結様のセットリストには驚かされてばかりだなあ。最初の卒業式の再現。そしてその時のように涙を堪えきれないままでのパフォーマンスでした。それでも華ちゃんとゆなのちゃんは見事にやりきったね。最後の最後、これまで皆の前を走り、引っ張ってきたゆいもあの涙を、ゆなのちゃんと華ちゃんがカバーする、というその図式にもこちらは涙をこらえ切れませんでした…。

そして、全員一列に並んでからの、在校生から卒業生へのメッセージ。愛ちゃんの号泣で胸を打たれたかと思えば、他のメンバーが言えば普通に聞えるセリフをオーガが言うと「上から目線」に聞えるメッセージ、りのんの不器用なハグで笑わせてもらうという感情のジェットコースター。

卒業生から在校生へのメッセージ。
一番心に残っているのは、やはり華ちゃんの「今日の卒業を機会に、これまでのネガティブキャラを卒業します!」という力強い宣言。その言葉通りのパフォーマンスだったし、これから先の華ちゃんに大いに期待を持てる言葉でした。
時間切れが迫り、それをちゃんと把握するパフォーマンス委員長。しかし最愛ちゃんが焦るあまり、由結様がまだ話し終わらないところで話し始めようとしてズッコける最愛ちゃん。最後まで最愛ちゃんらしく楽しませてくれた。

全員での「ありがとうございました」から、ステージには4人だけが残って、マイク無しで再びの「ありがとうございました」。そして全てを終えてはけていく時に堰を切ったように号泣して顔を覆う由結様の姿は、もう言葉では言い表せないくらいに感動してこちらも号泣ですよ…。

涙を拭いながら「本日の公演は、これで終了とさせていただきます」のアナウンスを聞く。こんなにもこのアナウンスが切なく聞えた日はないなあ。

卒業式ということで、スーツ姿で着座のままの三時間。体力なんて殆ど使ってないはずなのに、ビックリするくらいに疲れてた。体力的にではなく、やはり精神的に来るんだね。心地よい疲れ、とはいえないし、清々しい気持ち、とも言えないんだけど、決して嫌な気持ちではなく、悲しさと、この先の未来を期待させる気持ちを抱えながら会場を後にしました。

最愛ちゃん、由結様、ゆなのちゃん、華ちゃん。卒業おめでとう。そしてありがとう。
これから先の4人の活躍を心から楽しみにしています。
そして、さくら学院の在校生のみんな、いずれ入ってくる転入生たちと共に、また新しいさくら学院を見せてくれることを楽しみにしています。
ようやく一年の始まりからさくら学院を追いかけることができるので、本当に楽しみでもあり、来年の卒業式のことを考えると、今以上に切なくなるな…。

(↓の『See you…』の動画は初代の卒業式の時のものです)

セットリスト

1. 目指せ!スーパーレディー -2014年度-
2. School days
3. Hello!IVY
4. ご機嫌!Mr.トロピカロリー
5. 仰げば尊し ~from さくら学院 2014~
さくら学院 2014年度 歩みの映像】
6. 天使と悪魔/バトン部Twinklestars
7. Spin in the World~SKGP最終戦~/プロレス同好会
8. ピース de Check!~年度末決算セール!~/購買部
9. ミニパティ スペシャル・メドレー☆2014/クッキング部 ミニパティ
10. スリープワンダー
11. Planet Episode 008
12. ハートの地球(ほし)
13. 未完成シルエット
14. 宝物/中等部3年
15. My Graduation Toss
16. 君に届け
17. 夢に向かって
さくら学院 2014年度 卒業式】
18. 旅立ちの日に ~J-MIX 2014~
19. See you…

諸情報

  • チケット:6,800円
  • 座席:C9列10番台

その他所感

ようやく推しが確定したというのに、華ちゃんお渡し会は抽選でハズレているのだった…。何とか手に入れたいなあ…。
そして、虎姫一座にも行くことになるんだろうな…。

それと、今回も「関係性のコリオグラフィー」と言う点では非常に見所多かったので、早くDVD見て色々確認したいっすね。(まり菜口調)

natalie.mu

www.oricon.co.jp

*1:『OVERTURE』のインタビューだったと思います